全国Uコン初心者大会 2012 大会結果

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 2012年3月11日(日)、【全国Uコン初心者大会 2012】が埼玉県八潮市の大瀬運動公園で開催されました。
前日まで雨模様が続きグランドはぬかるんだ場所も多い状態でしたが、2つのグランドで2面のサークルを設定して無事競技を行うことができました。当日は晴れ間もあり、終始なごやかに競技はすすめられました。大会参加者は事前予約62人に対して、当日参加者58人となりました。(第一種28人、第二種15人、風船割り6人、スローコンバット9人)北は山形県、西は愛知県からこの八潮市までご参加いただきました。

 今回の大会は八潮市の協力もうけ、風船割りは『八潮市教育長杯』、第一種曲技は『八潮市市長杯』となりました。また第二種曲技は、故木村氏の追悼もあり、木村和郎氏設計の機体に限定した『木村和郎杯』といたしました。

 去年の3月11日は、忘れる事の出来ない“東日本大震災” “福島原発事故”が起きてしまいました。その1年後の大会当日にあたって関東C/L競技連盟・森下会長からのお声掛けがあり、会場のみなさんで被害にあわれた方々のために1分間の黙とうを捧げました。そしてみなさまからおあずかりした義援金(22420円)については、森下会長が責任をもって相馬市にお送りいただけることになりました。


●当日のレポート
 競技については、Aサークルで風船割りから開始されました参加人数が6人と少なかったこともあり、2ラウンドで点数の良い方を採用いたしました。今回の風船は、いつもより丈夫だったようで選手の方々は苦労したようです。 そして愛知県より参加の塚本千景選手が、2ラウンド目に62点もの高得点を出し八潮市教育長杯を獲得いたしました。

 次に2種の予選がおこなわれ上位5人が決勝に進出となりました。同時にBサークルでは第一種曲技予選がおこなわれました。人数も28人と多いため昼休み以降もBサークルで競技されておりました。


 お昼休みには、大会の目玉でもあります。成瀬 昭彦 氏の二式大艇(4発機)のデモフライトがおこなわれました。スケール設計の為、ランディングギアのない機体ですが芝の上から見事にテイクオフ。宙返りや逆宙返りなど、その機体からは想像できない運動性能でした。この機体は電動パワーユニットで飛行しております。
 次に石川 卓 氏の富嶽(6発機)でしたが、2個エンジン、4個モーターパワーユニットのうちのエンジンが始動途中で破損してしまい急遽、連山(4連発)の飛行に切り替えられました。連山は約2年ぶり出番ということもありましたが無事に大きな機体がまいあがりました。水平飛行でもかなりの引っ張りがあり非常に体力を消耗するそうですが、宙返り、逆宙返りと見事にスタントをこなしました。
 3番目のアトラクションにて、増田 昭三 氏 & 安田 雄二 氏によるゼロ戦 & ムスタングが披露されました。大型の機体が、ぶつかってしまうのではないかというギリギリのところを飛行し、観客からは『もう、いいーーよ』などと、ひやひやするアクロバットな飛行を見せていただきました。飛行中の機体も見どころですが、操縦中の御二方をみていると、高い操縦技術とチームワーク、そして体力が必要なのだと感じます。
 最後に原譽祠氏によるF2Bスタントが披露されました。解説の山田氏により、飛行角度や水平飛行の高さなどジャッジ視点でのポイントの取り方などアドバイスを交えた解説で、楽しくF2Bを見ることができました。以上が昼休みに行われたアトラクションです。(写真など後日フォトアルバムにアップいたします。)

 
午後になりましてBサークルでは、F2Bの予選が続行されており、Aサークルではスローコンバットが始まりました。山田氏と選手たちにより競技ミーティングが行われ、9人トーナメントにておこなわれました。競技が開始されると両機体は、相手の後部につながっているリボンをカットするためにウイングオーバーや宙返りを駆使して相手の後ろにつくように飛行します。その際にワイヤーが絡まないように選手は相手のじゃまにならないよう細心の注意をはらいながらポジションをかえながら飛行操縦をおこなっております。とてもスリルある飛行を楽しめました。そして優勝は東京から参加の中林選手が4戦を勝ち抜いて優勝を獲得いたしました。決勝戦の動画はこちらです

Bサークルでは、第2種の決勝戦がスローコンバットと同時に行われておりました。予選で勝ち上がった5人で決勝がおこなわれ、小さい機体ながらもフェニックス09を操縦した宮崎選手がみごと木村和郎杯を獲得いたしました。エンジンの大きさによる係数も重要なポイントだったと思います。
最後に第一種の決勝進出者5人の曲技がおこなわれ、今回第一種最年少参加者の横山和哉選手が八潮市市長杯を獲得いたしました。終始安定したフライトで当日最高点の2876.8点をたたき出しました。

大会終了後は、各メーカーやクラブ、雑誌社から協賛いただきました賞品を参加選手の方々にジャンケン大会でお配りいたしました。みなさん大いによろこんでいただけたようでした。

 大会開催にあたりまして、参加された選手のみなさま、大会にご協賛、運営や審判にご協力いただきまして本当にありがとうございました。

競技結果

八潮市市長杯(第一種曲技)

木村和郎杯(第二種曲技)

八潮市教育長杯(風船割り)

スローコンバット

主催 : 関東C/L競技連盟
協賛 : 八潮市教育委員会 八潮市観光協会 AERO POWERS
後援 : A.A.F.C. C.H.A.C. O.M.F.C.
協賛 :
(有)塩谷製作所 長万部航空機 小川精機(株) (有)KM企画
東邦化研工業(株)
 つくばホビー 震天制空 (株)竢o版社
電波実験社

審査員
1)風船割り ・・・・・・・ 石川 卓 氏 
2)スローコンバット・・・山田 明彦 氏 
3)第二種曲技 ・・・・・ 比気 勝 氏 佐藤 哲司 氏 藤田 正良 氏
4)第一種曲技 ・・・・・ 増田 昭三 氏 古川 真一 氏 福田 裕治 氏
当日の大会レギュレーション・インフォメーションはこちら

フォトギャラリー(↓クリックで拡大)
グランドには水たまりが、
あちらこちらぬかっています
本部設営
森下会長あいさつ
八潮市教育長からの御言葉
審査員紹介
審査員紹介
各競技のトロフィー
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