オン・オフ兼用のスライド式トーインゲージで、
簡単にトーインの調整が行なえます。
セットにはトゥーインゲージと、青い小さい2つのライザーが入っています。ライザーはオフロードトラックタイヤのセンターラインを合わせる時などに、トゥーインゲージの下に置き、センターラインを上げる(ライザーを使わない場合には、ゲージのセンターラインはオフロードバギータイヤに合います)時と、オンロードカーのタイヤの下に置いて車を上げ、トゥーインゲージがシャーシの下でスライドできるようにする時などに使用します。
トゥーインゲージ使用方法
安定用脚がある方を下にして、青いつまみを手前にしてゲージを置きます。ゲージの左端は鯨のしっぽの様に見えます。(突起が2つあります) また右端は目盛りスケールがあり、突起は一つです。1目盛は左右両輪合計で1度を表わします。(片輪につき1/2度です。)
トゥーイン調整は始めにタイヤの後側にゲージを置きます。まずスプリング止め式の青つまみを軽く締めた状態にして、ゲージをスライドさせて開きます。もしオフロードトラックをチェックするなら、トゥーインゲージの下のバランス用土台の外側にライザーを取り付けます。
車のフロントを正面にして、フロントタイヤに直角にゲージを置きます。青つまみは正面を向いていないといけません。
左右タイヤの測定点を選びそこへゲージポイントを注意深く合わせて下さい。もう一方のタイヤの測定点に反対のゲージポインターが触れるまで、ゲージをスライドさせて開いて下さい。車の下からゆっくりとゲージを取り出してください。
青いつまみの向きを正面にしたままでタイヤの前側にゲージを置いて下さい。この時点で、左のゲージポイントだけがタイヤに向き合っていますので、測定点にこのポインターを合わせます。
右側では目盛りスケールの線の一つに測定点が重なります。
目盛スケールの外側の端が0度を表わし内側方向へのそれぞれ1度づつ増加しますので、測定点が示す目盛を読んで下さい。もしスケールの0度よりも外側を示す場合はトゥーアウトとなります。
ナローシャーシタイプの車
もし、トゥ−インゲージの最小幅よりも狭いシャーシを測定する場合は、ポインターを近づけるために、調整用青つまみの取付け位置をナローポジションに変更します。
つまみを標準の場所から外し、ナローポジションに取り付けて下さい。また、スリックやタイトなトレッドのタイヤの場合、測定点はタイヤのエッジ内側中心を使用する必要がありますので、ライザー等をタイヤの下に置きシャーシを高くして下さい。
トゥアウトの調整
トゥーアウトは上記のトーイン調整と全く反対に作業をするだけで調整できます。トゥーイン・ゲージを逆向き(青つまみを向こう側に)にし、タイヤの前方から始まって、タイヤの後方で終わるよう作業します。